歳を取れば取るほど1日が短く感じるのはなぜなのか #水曜日のダウンタウン

こんな記事を読みました。

ざっくり説明すると

「歳を取れば取るほど1日が短く感じる説」を検証しよう。

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20.40.60.80歳の4名にプレハブに入ってもらい「24時間経ったと思ったらプレハブから出る」という実験をする。

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年取ったら時間短く感じる=お年寄りから出てくれば、仮説立証。

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という感じ。よく言う「もう1年経ったのかぁ。年取ると時間経つの早いなぁ」というのは、1年経ったと言われた時に、若い頃より短く感じるということ。今回はこれを「24時間を短く感じるか」と置き換えたわけですね。

水曜日のダウンタウンの意見

・年取ったら時間短く感じる
=お年寄りほど1日(24時間)を短く感じる
お年寄りから早く出てくるはず!

 

Twitterの意見(僕なりの解釈)

・年取ったら時間短く感じる
=お年寄りは1日(24時間)を短く感じる。たとえば12時間くらいに感じる
=お年寄りは2日(48時間)を24時間に感じる
=つまり、お年寄りが「24時間経ったと思ったらプレハブから出る」のは、48時間経った時
=若者は1日(24時間)を長く感じる。たとえばそのまま24時間くらいに感じる
=つまり、若者が「24時間経ったと思ったらプレハブから出る」のは、24時間経った時

若者から早く出てくるはず!

 

で、どっちが正解なの?

文章で書くからわかりづらいんで、時計で見ましょう。

時間経つのが早いと感じる=(体内)時計は遅い

例えば「え!もう30分も経ったの?」と思うということは、自分の中ではまだ5分くらいな感じということ。つまり、時計の進みは遅い。

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時間経つのが遅いと感じる=(体内)時計は早い

例えば「あれ、まだ30分か?」と思うということは、自分の中ではもう50分くらいな感じということ。つまり、時計の進みが早い。

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というわけで、時間経つのが早いと感じる人の体内時計は遅いので、遅く出てきます。つまり、Twitterの「若者から早く出てくるはず!」が正しいわけです。

んで、実際、この番組の実験結果を見ると

40歳…24時間だと思ったら、実際も24時間が経っていた。

80歳…24時間だと思ったら、実際は36時間も経っていた。つまり、16時間ぐらいだと思った時が、24時間経った時だった。 

これを「24時間経った時に短いと思うか長いと思うか」で言い換えると、

40歳…もし24時間経った時にそうアナウンスされたら、「あ、ちょうど24時間だ」とプレハブの中で思う。

80歳…もし24時間経った時にそうアナウンスされたら、「あれ?まだ16時間くらいじゃない?早いなぁ」とプレハブの中で思う。

というわけで、

年取った人ほど時間が早く感じる

という結論になります。

何が問題だったの?

「時間経つのが早いと感じる=体内時計が遅い」ってのがポイントっすね。

ま、でもそもそも

「24時間経った時に、短く感じたか、長く感じたか」ではなく、「自分が24時間経ったと思ったら部屋を出る」と置き換えてるので、この実験が「歳を取れば取るほど1日が短く感じる」の検証として正しいかどうかはよく分かんないっす。時間感覚と体内時計が同じか分かんないので。

 

以上。